Coffee Glossary

コーヒー用語集

一杯のコーヒーの向こうには、植物としての種と品種、育った土地、精製の工夫、そしてそれを評価し届ける人たちがいます。 ここでは231の言葉を9つの領域に分け、言葉どうしのつながりとともに紹介します。

Basics

基礎知識

コーヒーを知るための入口になる言葉。
過抽出
Over-extraction

粉から成分を引き出しすぎた状態。苦味やえぐみが出やすくなる。

カフェイン
Caffeine

コーヒーの木がつくり出す、苦味と覚醒作用を持つ成分。

喫茶店
Kissaten

コーヒーや紅茶などの飲み物と軽食をその場で楽しむ店。日本でコーヒーが広まるうえで大きな役割を果たした。

コモディティコーヒー
Commodity Coffee

先物市場の相場で大量に取引される一般流通のコーヒー。

コーヒーセレモニー
Coffee Ceremony

エチオピアで受け継がれる、生豆を炒るところから始めて三杯のコーヒーをふるまう、もてなしの儀式。

コーヒーチェリー
Coffee Cherry

コーヒーノキの果実。中の種子がコーヒー豆になる。

コーヒーハウス
Coffeehouse

コーヒーを出し、人が集まって語らい、新聞を読み、長く過ごす場として発達した店。ウィーンのカフェハウスが代表例。

コーヒーメーカー
Drip Coffee Maker

水を温めて自動で粉に注ぎ、ドリップでコーヒーを淹れる電動の器具。

サードウェーブ
Third Wave

産地の個性や生産者を重視し、浅めの焙煎で素材の味を楽しむコーヒー文化の潮流。

シングルオリジン
Single Origin

単一の国・地域・農園・ロットから届くコーヒー。

スペシャルティコーヒー
Specialty Coffee

生産から抽出まで品質が管理され、産地固有の風味を持つ高品質なコーヒー。

デカフェ
Decaf

カフェインを取り除いたコーヒー。

生豆
Green Coffee

精製を終え、焙煎する前の状態のコーヒー豆。

バール
Bar (Italian Café)

イタリアでコーヒーを飲む店のこと。エスプレッソを中心に、焼き菓子やお酒も出す。

ピーベリー
Peaberry

果実の中に種子が1粒だけ丸く育った豆。

ブレンド
Blend

複数の豆を組み合わせ、単体では出せない味わいのバランスをつくること。

マイクロフォーム
Microfoam

ごく小さくそろった気泡を含む、つやのあるミルクの泡。ラテアートに欠かせない。

未抽出
Under-extraction

粉から成分を引き出しきれていない状態。酸っぱく、薄く物足りない味になりやすい。

ラテアート
Latte Art

エスプレッソにマイクロフォームを注いで、表面に模様を描く技術。

Quality & Grading

品質・評価

スペシャルティコーヒーを「誰が・どう」評価するのか。
エイジングコーヒー
Aged Coffee

収穫から長い時間をかけて寝かせた生豆、またはそれを焙煎したコーヒー。オールドコーヒーとも。

SHB
Strictly Hard Bean

高地で育った硬く締まった豆を示す、中米の格付け。

SCA
Specialty Coffee Association

スペシャルティコーヒーの基準づくりや教育を担う国際的な非営利団体。

SCAJ
Specialty Coffee Association of Japan

日本スペシャルティコーヒー協会。

カッピング
Cupping

決められた手順で抽出・試飲し、コーヒーの品質を評価する方法。

カップ・オブ・エクセレンス
Cup of Excellence (COE)

生産国ごとに最高品質のロットを選ぶ国際品評会とオークション。

カップスコア
Cupping Score

カッピングによる100点満点の品質評価。80点以上がスペシャルティの目安。

Qグレーダー
Q Grader

CQI(コーヒー品質協会)が認定する、コーヒー品質評価の専門資格。

欠点豆
Defects

虫食い・発酵・未熟などで品質を損なう豆。

CVA
Coffee Value Assessment

SCAが導入を進める新しいコーヒー評価の枠組み。

水分活性
Water Activity

豆の中の水のうち、微生物や化学変化に使われうる「自由な水」の度合いを示す数値。

水分値
Moisture Content

生豆に含まれる水分の割合。品質と保存性を左右する指標。

スクリーンサイズ
Screen Size

ふるいの穴の大きさで表す生豆の粒の大きさ。

AA(ケニアの等級)
AA Grade

ケニアなどで使われる生豆の等級で、大粒の豆の区分。味の評価ではない。

トライアングルテスト
Triangle Test (Triangulation)

3つのカップのうち、2つは同じ・1つだけ違うものを用意し、違う1杯を当てる官能評価の方法。

ハンドピック
Hand Sorting

欠点豆や異物を、人の目で見つけて一粒ずつ手で取り除く選別作業。

ブレイク
Break

カッピングで、湯を注いだあと表面にできた粉の層をスプーンで崩すこと。

ベスト・オブ・パナマ
Best of Panama

パナマのスペシャルティコーヒー協会が開く品評会とオークション。

Species

種

植物としてのコーヒー。品種よりひとつ上の分類。
Varieties

品種

アラビカ種の中の系統。風味・収量・病気への強さが異なる。
SL34
SL34

ケニアで1930年代後半に選抜された品種。カップの品質がきわめて高い。

SL28
SL28

ケニアで選抜された、カシスのような強い酸味で知られる品種。

エチオピア在来種
Ethiopian Landrace (Heirloom)

アラビカ種の故郷エチオピアに自生・栽培される多様な在来の系統。

F1ハイブリッド
F1 Hybrid

遺伝的に異なる2つの親をかけ合わせた雑種第一代の品種。収量・耐病性・品質の両立を目指す。

カスティージョ
Castillo

コロンビアのCenicafé が開発し、2005年に公開したさび病に強い品種。複数の系統を混ぜたコンポジット品種。

カティモール
Catimor

カトゥーラとハイブリッド・ティモールを交配した、病気に強い品種群。

カトゥアイ
Catuai

ムンドノーボとカトゥーラを交配した、背が低く収量の多い品種。

カトゥーラ
Caturra

ブルボンの突然変異で生まれた、背の低い品種。

ゲイシャ
Gesha / Geisha

エチオピア原産、ジャスミンのような香りで知られる高級品種。

シドラ
Sidra

エクアドル生まれといわれる品種。華やかな甘さで知られ、バリスタの世界大会の優勝コーヒーにも使われたが、遺伝的な正体はまだはっきりしない。

ティピカ
Typica

ブルボンと並ぶアラビカ種の二大系統のひとつ。クリーンで上品な味わい。

ハイブリッド・ティモール
Timor Hybrid

ティモール島で見つかった、アラビカ種とカネフォラ種の自然交雑種。

バティアン
Batian

2010年にケニアで発表された、病気に強く品質もよい背の高い品種。

パカス
Pacas

エルサルバドルで見つかったブルボンの突然変異種。

パカマラ
Pacamara

パカスとマラゴジッペを交配した、大粒で個性的な風味の品種。

ビジャサルチ
Villa Sarchi

コスタリカで見つかった、ブルボンの突然変異による背の低い品種。

ピンクブルボン
Pink Bourbon

コロンビア・ウイラ県で広まった、ピンク色に熟す品種。華やかな香りで人気。

ブルボン
Bourbon

ティピカと並ぶ二大系統のひとつ。甘さとコクのバランスに優れる。

マラゴジッペ
Maragogipe

ティピカの突然変異で生まれた、とても大粒の品種。

ムンドノーボ
Mundo Novo

ティピカとブルボンの自然交雑から生まれたブラジルの品種。

ルイル11
Ruiru 11

1985年にケニアで発表された、病気に強いコンパクトなF1ハイブリッド品種。

ローリナ
Laurina

ブルボンの自然突然変異から生まれた品種。カフェインがふつうのアラビカのおよそ半分とされ、「ブルボン・ポワントゥ」とも呼ばれる。

Origin & Farming

栽培・産地

土地と育て方が、カップの個性をつくる。
アグロフォレストリー
Agroforestry

コーヒーなどの作物を、背の高い木々や果樹と組み合わせて育てる農業のかたち。

アンティグア
Antigua

アグア、フエゴ、アカテナンゴの3つの火山に囲まれた、グアテマラの谷の産地。

イエメン
Yemen

アラビア半島南西部の国。コーヒーが飲みものとして育まれ、作物として初めて大規模に栽培された土地とされる。

イルガチェフェ
Yirgacheffe

エチオピア南部の高地の産地。花の香りと明るい酸のウォッシュドで名高い。

インド
India

世界有数のコーヒー生産国。ほぼすべてのコーヒーが木陰で育てられ、モンスーンド・マラバールでも知られる。

インドネシア
Indonesia

多くの島でコーヒーが育つ国。スマトラのアラビカ「マンデリン」で知られる。

ウイラ
Huila

コロンビア南部の高地にある、スペシャルティコーヒーの代表的な産地。

ウガンダ
Uganda

東アフリカの内陸国。エルゴン山やルウェンゾリ山地の高地でアラビカが育つ。

雲南
Yunnan

中国南西部の省。中国で栽培されるコーヒーの約98%を生産するアラビカの産地。

エクアドル
Ecuador

南米北西部の国。アンデスの高地を中心に、スペシャルティコーヒーづくりが広がっている。

エチオピア
Ethiopia

アラビカ種の原産地とされる東アフリカの国。華やかな香りのコーヒーで知られる。

エルサルバドル
El Salvador

伝統的なブルボンを長く守ってきた中米の産地。パカスとパカマラのふるさと。

開花
Flowering

コーヒーの木が白い花を咲かせること。乾いた時期のあとの雨をきっかけに一斉に咲く。

火山性土壌
Volcanic Soil (Andisols)

火山灰などからできた土。水をよく保ち肥沃なことが多いが、リンを固定しやすい。

灌漑
Irrigation

雨だけに頼らず、畑に人の手で水を引いて作物を育てること。

気候変動
Climate Change

気温の上昇や雨の降り方の変化によって、コーヒーの産地と生産者の暮らしを揺るがしている問題。

キリマンジャロ
Kilimanjaro

タンザニア北部の山と、その山麓の産地。日本ではタンザニア産コーヒーの銘柄名として親しまれている。

グアテマラ
Guatemala

火山と高地に恵まれた中米の生産国。産地ごとの個性をはっきり打ち出してきた。

グジ
Guji

イルガチェフェに隣接するエチオピア南部の産地。果実味豊かなロットで注目される。

ケニア
Kenya

東アフリカのコーヒー産地。明るい酸と果実味のある味わいで知られる。

コスタリカ
Costa Rica

中米の生産国。農家が自ら精製まで行うマイクロミルの広がりと、ハニープロセスで知られる。

コナ
Kona

ハワイ島西側の地区。フアラライ山とマウナロア山の斜面で育つ「コナコーヒー」で知られる。

コロンビア
Colombia

アンデス山脈の高地で、小規模農家がコーヒーを育てる南米の主要生産国。

コーヒーベルト
Coffee Belt

コーヒーの栽培に適した、赤道を挟む帯状の地域。

さび病
Coffee Leaf Rust

葉にさび色の斑点が出て枯れる、コーヒーの深刻な病気。

シェードグロウン
Shade-grown

背の高い木の陰でコーヒーを育てる栽培方法。

収穫(手摘み)
Harvest / Selective Picking

熟したチェリーだけを選んで一粒ずつ摘み取る収穫方法。

セラード
Cerrado Mineiro

ブラジル・ミナスジェライス州の産地セラード・ミネイロ。原産地呼称の認定を受けている。

タラス
Tarrazú

コスタリカを代表する山あいの産地。タラス、ドタ、レオン・コルテスの「ロス・サントス」地域で、2019年に原産地呼称の保護を受けた。

タンザニア
Tanzania

キリマンジャロ山を擁する東アフリカの国。日本では「キリマンジャロ」の銘柄で知られる。

テロワール
Terroir

土壌・気候・標高・地形など、その土地ならではの生育環境。

糖度(Brix)
Brix

チェリーに含まれる糖分の目安。収穫のタイミングを判断する指標。

ナリーニョ
Nariño

エクアドルと接するコロンビア南西部の、標高の高い産地。

ニカラグア
Nicaragua

中米の生産国。北部のジノテガ、マタガルパ、ヌエバ・セゴビアに産地が集まり、小規模な農家と協同組合が生産を支える。

パナマ
Panama

ゲイシャ種の名産地として知られる、中米の生産国。

パプアニューギニア
Papua New Guinea

ニューギニア島の東半分を占める国。高地の小規模農家が育てるアラビカで知られる。

標高
Altitude

アラビカ種の風味を大きく左右する栽培条件。

ブラジル
Brazil

世界最大のコーヒー生産国。カップ・オブ・エクセレンスが始まった国でもある。

ブルンジ
Burundi

ルワンダの南に接するアフリカ中東部の国。小規模農家のブルボンをウォッシュドで仕上げる。

ブルーマウンテン
Jamaica Blue Mountain

ジャマイカ東部のブルーマウンテン山脈の、法律で定められた地域と標高で育ったコーヒー。

ブロッカ(コーヒーノミキクイムシ)
Coffee Berry Borer

コーヒーの実に穴をあけ、豆の中で繁殖する小さな甲虫。世界のコーヒーでもっとも被害の大きい害虫とされる。

ベトナム
Vietnam

東南アジアの国。ダラットなど中部高原の高地で、スペシャルティのアラビカづくりが広がっている。

ペルー
Peru

アンデス山脈の東斜面でコーヒーを育てる南米の国。有機コーヒーの輸出で世界をリードする。

ホンジュラス
Honduras

中米でもっとも多くのコーヒーを生産する国。家族単位の小さな生産者が多く、6つの産地に分けられる。

ボリビア
Bolivia

アンデス山脈の東斜面、ユンガス地方を中心にコーヒーをつくる南米の内陸国。

マイクロロット
Microlot

特定の区画・収穫日・精製方法で分けて管理された少量のロット。

マンデリン
Mandheling

北スマトラのアラビカにつけられた銘柄名。やわらかな酸味と強い苦味、スパイスのような香りで知られる。

メキシコ
Mexico

世界有数のコーヒー輸出国。チアパス、ベラクルス、プエブラ、オアハカが主な産地で、小規模な農家と協同組合が生産を支える。

モカ
Mocha

イエメンの紅海沿岸の港町(アル・ムハー)。17世紀末まで世界のコーヒー交易の入口だった。

ルワンダ
Rwanda

東アフリカの内陸国。小規模農家が育てるブルボン系のウォッシュドで知られる。

Processing

精製

果実から生豆を取り出す工程。風味を大きく左右する。
アナエロビック
Anaerobic Fermentation

酸素を断った密閉容器の中で発酵させる精製方法。

アフリカンベッド
Raised Bed (African Bed)

地面から持ち上げた枠に網などを張り、その上でコーヒーを天日乾燥させる高床式の乾燥台。

インフューズドコーヒー
Infused Coffee

精製(発酵)の段階で果物や糖、酵母などを加え、風味を足したコーヒー。業界で広く共有された定義はまだない。

イーストプロセス
Yeast Inoculation

精製中の発酵に、あらかじめ選んだ酵母を加えて行う方法。

ウェットミル
Wet Mill

収穫したチェリーから果肉を取り除き、精製を行う施設。

ウォッシュド
Washed

果肉とミューシレージを取り除いてから乾燥させる精製方法。

ウォータープロセス
Water Process

水だけを使ってカフェインを取り除くデカフェの方法。

カスカラ
Cascara

乾燥させたコーヒーチェリーの果皮。湯に浸してお茶のように飲まれる。

乾燥
Drying

精製後の豆の水分を10〜12%前後まで落とす工程。

カーボニックマセレーション
Carbonic Maceration

二酸化炭素を注入した密閉タンクの中で、コーヒーを発酵させる精製方法。

機械乾燥機
Mechanical Dryer

温めた空気を使ってコーヒーを乾燥させる機械。回転ドラム式の「グアルディオラ」や静置式などがある。

シュガーケーンプロセス
Sugarcane Process (Ethyl Acetate)

サトウキビ由来の酢酸エチルを使ってカフェインを取り除くデカフェの方法。

CO2プロセス
CO2 Process (Supercritical CO2)

高圧の二酸化炭素を使ってカフェインを取り除くデカフェの方法。

スマトラ式
Wet-hulled (Giling Basah)

水分の多い状態でパーチメントを脱穀する、インドネシア独特の精製方法。

精製
Processing

コーヒーチェリーから種子を取り出し、生豆にするまでの工程。

ダブルファーメンテーション
Double Fermentation

ケニアで広く行われてきたウォッシュドの一種。発酵と水洗のあと、パーチメントをきれいな水に浸けてから最終水洗・乾燥する。

ドライウォッシュ
Dry Washed

GOOD COFFEE FARMSが提供する、自転車精選機を使い、水・電気・燃料を使わない精選方法。

ドライミル
Dry Mill

乾燥したコーヒーを脱穀・選別し、輸出用の生豆に仕上げる施設。

ナチュラル
Natural

チェリーを実のまま乾燥させる、もっとも古い精製方法。

発酵
Fermentation

微生物の働きでミューシレージなどを分解する、精製中の工程。

ハニー
Honey

果肉を除き、ミューシレージを残したまま乾燥させる精製方法。

パティオ
Patio

コーヒーを天日乾燥させるために平らに整えた広場。コンクリートやれんが、土などでつくられる。

パルパー(自転車精選機)
Pulper / Pulping

チェリーの果皮と果肉を取り除く機械。この工程をパルピング(精選)と呼ぶ。

パルプドナチュラル
Pulped Natural

ブラジルで発達した、ハニーに近い精製方法。

パーチメント
Parchment

種子を包む薄く硬い殻。またはその殻がついた状態の豆。

マイクロミル
Micro-mill

生産者や家族が自ら持つ小規模な精製所。とくにコスタリカで広がった。

ミューシレージ
Mucilage

種子のまわりを包む、ぬるぬるとした粘液質の層。

モンスーンド・マラバール
Monsooned Malabar

乾燥させた生豆をモンスーンの湿った風にさらして仕上げる、インド西海岸の特産のコーヒー。

レポソ
Reposo (Resting)

乾燥後のパーチメントコーヒーを一定期間休ませ、水分を落ち着かせる工程。

Roast & Brew

焙煎・抽出

生豆を「飲めるコーヒー」に変える工程。
アグトロン
Agtron

焙煎した豆や粉の色を光の反射で測り、数値で表す物差し。数字が小さいほど深い焙煎。

1ハゼ
First Crack

焙煎中に豆の内部の水分が膨張し、パチパチとはじける現象。

イブリック
Ibrik / Cezve

トルココーヒーを淹れるための、長い柄のついた小さな鍋。ジェズヴェとも呼ばれる。

臼式ミル
Burr Grinder

向かい合った二枚の刃のすき間で豆を砕くミル。粒の大きさが揃いやすい。

エアロプレス
AeroPress

筒状の容器に粉と湯を入れ、空気の圧力で押し出して抽出する器具。

エスプレッソ
Espresso

細かく挽いた粉に圧力をかけた湯を通し、短時間で抽出する方法。

円すいドリッパー
Conical Dripper

底がとがった円すい形のドリッパー。円すい形のペーパーを使い、代表例にハリオのV60がある。

カフェラテ
Caffè Latte

エスプレッソに温めたミルクをたっぷり加えた飲み物。

カプチーノ
Cappuccino

エスプレッソに温めたミルクと、厚めのミルクの泡を重ねた飲み物。

ガス抜け
Degassing

焙煎によって豆の中に生まれた炭酸ガスが、時間をかけて抜けていくこと。

急冷式
Flash Brew / Japanese Iced Coffee

湯で淹れたコーヒーを氷の上に落とすなどして、一気に冷やしてつくるアイスコーヒーの淹れ方。

クレマ
Crema

エスプレッソの表面を覆う、黄金色のきめ細かな泡の層。

硬度
Water Hardness

水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表す指標。

粉と湯の比率
Brew Ratio

コーヒー粉の量に対する湯の量の割合。味の濃さを大きく左右する。

サイフォン
Siphon (Vacuum Pot)

上下ふたつのガラス容器を使い、蒸気の圧力と減圧で湯を上下させて抽出する器具。

サンプルロースト
Sample Roast

生豆の品質や個性をカッピングで評価するために、少量の豆を決まった条件で焙煎すること。

自家焙煎
Home Roasting / In-house Roasting

生豆を自分で焙煎すること。家庭での焙煎のほか、店が自ら焙煎することも指す。

スコーチング
Scorching

熱くなりすぎた金属に触れて、豆の表面に黒い焦げ斑点ができる焙煎の欠点。

タンピング
Tamping

エスプレッソの粉をタンパーで押し固め、表面を平らにならす作業。

抽出収率
Extraction Yield

使ったコーヒー粉のうち、何%がカップに溶け出したかを表す値。

TDS
Total Dissolved Solids

液体に溶けている固形分の割合。コーヒーの濃さを表す。

デベロップメントタイム
Development Time

焙煎で1ハゼが始まってから焙煎を終えるまでの時間。同じ焙煎度でも、この長さで風味が変わるとされる。

トルココーヒー
Turkish Coffee

粉のように細かく挽いたコーヒーを水と一緒に小さな鍋で煮出し、粉ごとカップに注ぐ飲み方。

ドラム式焙煎機
Drum Roaster

回転する円筒形のドラムの中で、豆をかき混ぜながら焼く焙煎機。

ドリッパー
Dripper

フィルターと粉をセットし、湯を注いでコーヒーを抽出するための器具。

2ハゼ
Second Crack

1ハゼのあとさらに加熱を続けると起こる、2回目の細かなはじけ。深煎りの目安。

熱風式焙煎機
Fluid Bed Roaster

下から吹き上げる熱い空気で豆を舞い上げながら焼く焙煎機。

ネルドリップ
Flannel Drip

起毛した綿の布(フランネル)のフィルターで淹れる方法。なめらかな舌触りとコクのある味わいが特徴とされる。

ハンドドリップ
Pour Over

ペーパーなどのフィルターに湯を手で注いで抽出する方法。

焙煎度
Roast Level

生豆にどこまで火を入れたかの度合い。浅煎りから深煎りまで。

焙煎プロファイル
Roast Profile

焙煎中の温度と時間の推移。同じ焙煎度でも、プロファイルが違えば味は変わる。

挽き目
Grind Size

コーヒー豆を挽いた粉の粗さ。抽出方法に合わせて選ぶ。

平底ドリッパー
Flat-Bottom Dripper

底が平らなドリッパー。粉の層が均一に広がり、湯がなじみやすいとされる。

微粉
Fines

コーヒー豆を挽いたときに生まれる、ねらった粒よりずっと細かな粉。

フラットホワイト
Flat White

エスプレッソに温めたミルクを合わせ、ごく薄いマイクロフォームで仕上げた飲み物。

フレンチプレス
French Press

粉を湯に浸してから、金属のフィルターを押し下げて漉す抽出器具。

プロペラ式ミル
Blade Grinder

高速で回転する刃で豆を砕くミル。手軽だが、粒の大きさが揃いにくい。

ベイクド
Baked

平たく生気のない、パンや麦芽のような味わいとして語られる焙煎の欠点。

ペーパーフィルター
Paper Filter

紙でできたコーヒー用のフィルター。細かな粒子や成分を通しにくく、すっきりとした味わいになる。

細口ケトル
Gooseneck Kettle

注ぎ口が細く長く伸びた、ハンドドリップ用のケトル。湯量や注ぐ位置を調整しやすい。

ポルタフィルター
Portafilter

エスプレッソマシンで、粉を詰めるバスケットを保持する取っ手つきの器具。

マキネッタ
Moka Pot

直火にかけ、ボイラーの水が温まって生じる蒸気の圧力で湯を押し上げ、粉を通して抽出するポット。モカポットとも呼ばれる。

水出しコーヒー
Cold Brew

熱い湯を使わず、常温や冷たい水に粉をひたして長時間かけて抽出するコーヒー。

蒸らし
Bloom

抽出の最初に少量の湯で粉全体を湿らせ、ガスを逃がしながらなじませる工程。

メイラード反応
Maillard Reaction

糖とアミノ酸が熱で反応し、香ばしい香りと褐色を生む化学反応。

劣化
Staling

焙煎後のコーヒー豆が、時間とともに香りや風味を失っていくこと。

ワンウェイバルブ
One-way Valve

コーヒー袋についている、ガスを外に逃がし空気を入れない一方通行の弁。

Flavor & Tasting

風味・テイスティング

味わいを言葉にするための共通言語。
甘さ(スウィートネス)
Sweetness

砂糖を入れなくても感じる、コーヒー本来の甘い印象。

オフフレーバー
Off-Flavor

コーヒーに本来あってほしくない、好ましくない風味の総称。栽培から精製、保管、焙煎後の劣化まで、さまざまな段階で生まれる。

揮発性成分
Volatile Compounds

空気中に漂い出しやすく、香りとして感じられる成分。コーヒーからは1,000種類以上が見つかっている。

クエン酸
Citric Acid

柑橘類に多く含まれる酸。コーヒーの明るい酸味の中心。

クリーンカップ
Clean Cup

濁りや雑味がなく、風味の輪郭がはっきりしている状態。

クロロゲン酸
Chlorogenic Acid

生豆にもっとも多く含まれる酸。ポリフェノールの一種で、焙煎で分解される。

酸味(アシディティ)
Acidity

コーヒーの明るさや生き生きとした印象をつくる、質のよい酸。

テイスティングノート
Tasting Notes

そのコーヒーに感じられる風味を、果物や花などにたとえて表した言葉。

苦味
Bitterness

コーヒーの基本的な味のひとつ。その多くは焙煎によって生まれる成分に由来するとされる。

バランス
Balance

酸味・甘さ・苦味・ボディなどが調和しているかどうか。

フェノール臭
Phenolic

湿ってかび臭く、動物の皮や薬品を思わせる好ましくない香り。ブラジルで知られる「リオ臭」もこの系統とされる。

フレグランス/アロマ
Fragrance / Aroma

挽いた粉の乾いた香り(フレグランス)と、湯を注いだあとの香り(アロマ)。

フレーバーホイール
Coffee Taster's Flavor Wheel

コーヒーの風味を表す言葉を円形に整理した図。

ペアリング
Pairing

飲みものと食べ物の組み合わせを考えること。似た風味を重ねる方法と、違う風味を対比させる方法がある。

ボディ
Body / Mouthfeel

口に含んだときの重さや質感。

ポテト臭
Potato Taste Defect

生のじゃがいものようなにおいがする欠点。ルワンダやブルンジなど東アフリカで見られる。

ポリフェノール
Polyphenol

植物がつくる成分の大きなグループ。コーヒーではクロロゲン酸類が中心。

マウスフィール
Mouthfeel

口に含んだときの触感。重さ、なめらかさ、とろみなど。

余韻(アフターテイスト)
Aftertaste / Finish

飲み込んだあとに口の中に残る風味の長さと質。

リンゴ酸
Malic Acid

りんごや梨、ぶどうなどに含まれる、みずみずしい印象の酸。

レトロネーザル
Retronasal Olfaction

口に含んだものの香りが、口の奥から喉を通って鼻へ抜けて感じられること。

Trade & Sustainability

流通・サステナビリティ

一杯の向こう側にいる生産者とのつながり。
麻袋
Jute Bag

ジュートの繊維を織った袋。生豆の輸送に世界中で使われてきた定番の袋。

オークション
Coffee Auction

複数の買い手が入札で競い合い、もっとも高い価格をつけた買い手がコーヒーを買う取引の方法。

カーボンフットプリント
Carbon Footprint

製品が生まれてから捨てられるまでに出る温室効果ガスを、CO2に換算して表したもの。

協同組合
Cooperative

小規模な生産者が集まり、精製や販売を共同で行う組織。

コーヒーかす
Spent Coffee Grounds

コーヒーを抽出したあとに残る粉。世界で年間およそ600万トン出ているとされ、消臭や堆肥、燃料などへの活用が研究されている。

サステナビリティ
Sustainability

環境・生産者の暮らし・品質を、将来にわたって持続させること。

ダイレクトトレード
Direct Trade

生産者と直接関係を築いて取引すること。

トレーサビリティ
Traceability

そのコーヒーが「どこで・誰が・どのように」つくったかを辿れること。

ニュークロップ
New Crop

その年に収穫された新しい生豆。前年以前のものはパストクロップ、オールドクロップと呼ばれる。

バードフレンドリー
Bird Friendly

米国スミソニアン協会が定めた、鳥のすみかを守る有機・木陰栽培のコーヒーの認証。

フェアトレード
Fair Trade

生産者の生活と環境を守るため、最低価格などを保証する認証制度・取引の考え方。

密閉袋(グレインプロ)
Hermetic Bag (GrainPro)

空気や湿気を通しにくいプラスチックの袋。麻袋の内袋として生豆の品質を守る。

有機コーヒー
Organic Coffee

化学的に合成された農薬や肥料に頼らず栽培され、各国の有機認証を受けたコーヒー。日本では有機JASマークが必要。

輸出業者
Exporter

生産国で生産者からコーヒーを買い集め、海外の輸入商社へ販売する業者。

輸入商社
Importer

消費国の側で生豆を買い付けて輸入し、焙煎所へ販売する業者。

リビングインカム
Living Income

世帯が人間らしい生活水準を保つために必要な年間の純収入。コーヒー生産者の暮らしを考える指標として使われる。

レインフォレスト・アライアンス
Rainforest Alliance

緑のカエルのマークで知られる国際的な認証。森林や生物多様性の保全、働く人の権利、生産者の暮らしを基準に含む。

該当する用語が見つかりませんでした。